夜尿症の子どもは低身長である事多く、夜尿症と身長の伸びは深い関係があります。
「おねしょ」とは、4歳以下の子どもが夜寝ている時に、おしっこが漏れてしまう事をいいます。
5歳以上の子どもが月に4~5回以上寝ている時におねしょをした場合「夜尿症」と診断されます。
月に1回でも夜尿症と診断するクリニックもあります。
5歳でも夜尿症になるの?5歳ではまだ20%の子どもが夜尿症です。
まだとても多いです。ここまではあまり心配しなくて良さそうですね。
幼稚園の年長児で15%。35人のクラスで5人いる事になります。
思ったより多くもないし少なくもない、と感じますね。
小学3年生で夜尿症の子どもは8%。クラスで3人ぐらい。
小学校高学年で5%。クラスで1人か2人いる計算です。
少ない数とはいえ、その子が3年生から2~3年経っても治っている可能性が低いんです。
本当に稀に大人になっても治らない人もいますが、ほとんどみんな大人になったら治るんですが、治すのに長期間かかるので、根気よく向き合わないといけませんね。
夜におねしょをされるとお母さんは大変ですよね。
冬なら布団もシーツも干せないし乾かない。
小学校の高学年にもなると、おしっこの量も多くなるし、子どもの「またやってしまった」っていう恥ずかしい気持ちを考えたら何とかしてあげたくなるものです。
でも、おねしょをしないように夜に子どもを起こしてトイレに連れて行く事はおすすめ出来ません。
なぜ夜トイレに無理に起こすのはダメなんでしょうか?
おねしょをしてしまう理由と、おねしょ対策を紹介します。
おねしょで起きてしまう子どもは低身長の可能性が!
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毎日おねしょ予防の為に夜中に親が起こしてトイレに連れて行ったり、しょっちゅうおもらしをして目が覚めてしまって、その都度起きていたら、成長ホルモンが出るゴールデンタイムに成長ホルモンの分泌量が減ってしまいます。
その為、身長が低い子どもが多いのです。
夜尿症の子どもでも、高校生ぐらいにはすっかり治って熟睡できるようになった時に一気に背が伸びて、平均に追いつく事も多いそうです。
夜尿症が治った時には夜遊びはせずに睡眠をとる事を心がけて生活しましょう。
夜尿症の原因は?
●夜寝ている間に作られる尿の量と膀胱の大きさのバランスがとれていない。
通常、夜寝ている時は抗利尿ホルモンが分泌され、尿を濃くし水分を少なくする働きをします。そのホルモンの分泌が低下すると多尿型の夜尿症になります。
●睡眠中の尿の量は少ないのに、膀胱が小さいと溜める力が弱く夜尿症になってしまいます。
●膀胱が小さい上に、抗利尿ホルモンの働きも悪く尿の量も多い混合型である場合も夜尿症の原因になります。
抗利尿ホルモンは、ぐっすり熟睡している時に多く分泌されるので、無理にトイレに起こすと目がさめてしまい逆効果にもなるのです。
夜尿症を治したい!毎日の生活で治す方法は?
●水分を摂らない。
●夕食は夕方4時までに済ませる。
やっぱりおねしょ対策には水分を摂らない事です。
食事にも水分があります、飲み物だけではありません。
●昼間はおしっこを少し我慢してみる。
我慢する事で尿をためられるようになります。
我慢し過ぎると逆に病気を引き起こすので注意が必要です。
●夜尿症の子どもは冷え性の子が多いみたいです。
ゆっくりお風呂に入って体をあたため、布団も温かくしてあげましょう。
●無理に起こさない。
抗利尿ホルモンの分泌を高めるためには熟睡状態がベストです。
●寝る前にトイレを済ませる。
もし布団に入ってからなかなか眠れないなら、もう1度トイレに行く。
起きていると内臓は起きているので、膀胱に溜まった尿を出す。
「起こさず」「あせらず」「怒らず」は夜尿症の子どもを持つ親の三大原則です。
おねしょしなかったら、ほめてあげると自信になりますね。