身長を伸ばすのは小学生から!将来180cmの高身長を目指すブログ

背を伸ばす為に小学生の間に子どもがやるべき事を紹介します。遺伝では決まらない身長が伸びるメカニズムを分かりやすく解説します。生活習慣やヒントを睡眠・栄養・運動の基本的な知識と間違った知識と共に紹介しこどもの高身長を目指す。

寒い方が背が伸びる?夏に子どもの身長が伸びるのはウソ?

 

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【目次】

 

背が伸びる幅が大きい季節は「夏」。それも「7月」という調査報告があります。

詳しくはこちらにあります。

という事は、夏が長くて暑い地域である沖縄や九州地方の人は身長が高く、早くに寒い冬が来て雪深く、日射時間が短い東北・北海道地方の人は背が低いって事になりますよね。 

さっそく日本の都道府県別の身長平均であてはまっているか調べてみました。

 

しかし、都道府県別の身長ランキングを見てみると、東北や北陸地方が上位(背が高い)の方にあり、九州や四国地方は下位(背が低い)の方にあります。

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沖縄なんて男女共に最下位ですよ。

言ってる事が逆ですよね。

これはいったいどういう事?!

 

世界で見てみると・・・寒い国のイメージの北欧、アイスランド181cm。デンマークやノルウェーは180cm、スウェーデン178cmで上位をしめています。

 

一方で、表を見てみると暑いイメージの国の平均身長が低いです。

 

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これも寒暖の影響がありそうです。

 

日本列島のような狭い範囲でも、はっきり寒暖の影響が分かるので、何かあるに違いありません。

暑い地域だと、日射量が多く背を伸ばす環境であるのに背が低く、寒い地域だと日射量が少なく背を伸ばす環境にないはずなのに背が高い。

この矛盾を調べてみました。

 

寒い地域に住む動物は身長を伸ばすベルクマンの法則

 

 

厳密に言うと、寒い地域に住む動物は体重を大きくする、です。

恒温動物は、一定に体温を維持するために体の中で熱を発生させています。

寒い地域に住む恒温動物は、体の熱を逃がさないように体の表面積を小さくする。その為に体重を増やして体を大きくします。

 

体を大きくしたら、体の表面積が逆に増えそうなイメージですが、体重は体格に対して3乗、表面積は2乗という対比基準があります。よって、体重あたりの表面積は体を大きくした方が小さくなるんです。

暑い国の動物は、体の熱を発散させようとするので、逆に表面積を大きくしようとするので、体を大きくするのを抑えようとします。

この法則はベルクマンの法則といい、ドイツの生物学者ベルクマン発見した法則です。

 

このベルクマンの法則は、クマの例がすごく分かりやすいです。

熱帯の地域に住むマレーグマは体長140cm程でアジア圏の温暖地域に住むツキノワグマは体長130~200cm、北極近くに住むホッキョクグマは200~300cmにもなります。

また、日本に分布しているシカを比べてみても、北海道にいるエゾシカは日本最大で、慶良間諸島のケラマジカは日本最小のシカだそうです。

 

 

都道府県別の平均身長はこのベルクマンの法則が要因の一つとして考えられています。

 

では、世界の身長ランキング1位のオランダは?

オランダの成人男性の平均身長は184cm。世界でも突き抜けてます。

200年前までオランダ人は背が低かったという記録があるそうですが、この150年間で20cmも平均身長が伸びたとの報告があります。

なんでこんなにぐんぐん伸びたのか?

 

うらやましい。オランダ人の生活をマネしたら高身長になれるんじゃない?

 

オランダ人がよく食べている物を調べてみると、「ニシン」

生で塩漬けにしたものを食べるのがオランダ人流。

ニシン漁の解禁日をお祝いするお祭りや、解禁日最初にとれた物を女王に収めるとか、オランダ人にとってニシンは特別なソウルフードともいえます。

 

ニシンが身長を伸ばす食べ物というのは説明しなくても分かりますよね。

タンパク質+カルシウムがたっぷり。

小骨も食べやすく、他の魚よりもカルシウムが豊富に摂れますね。

 

またオランダは酪農国であり、牛乳やチーズをよく食べます。

牛乳の消費量は日本人の3倍です。

チーズは1人1年で15kgも食べているそうです。

吸収されにくいカルシウムはチーズになると吸収がよくなり、栄養価も高くなります。

 

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さらにオランダ人はをよく食べるそうです。

えんどう豆を使用した「エルテンスープ」はオランダの伝統的な料理として家庭の食卓に出されます。

豆、豆製品は高タンパク質で、骨を作る働きがあります。

 

小学生からが大事。生活習慣が子どもの身長を伸ばす 

 

 

 

人を含め恒温動物は寒冷では体温維持のために体を大きくする、という「ベルクマン」の法則によって、寒冷の地域に分布している民族は背が高い。という事が分かりました。

日本列島においてもベルクマンの法則があてはまっていますね。

 

その地域の民族は何百年?もかけて寒暖の影響を受けて身長が高かったり低かったりするのですが、個人で言えば夏、7月にたっぷり日射を受ければ背が伸びる可能性があるという事です。

 

なので、2つの説は矛盾してないのです。

 

個人ではベルクマンの法則はどうしようもないです。残念。

 

でも、夏に思いっきり外で日射を受け、それ以外の季節にも日射を意識し、オランダ人の食生活を真似すれば、個人の人生のうちに身長を引き延ばす事も可能って事です。

 

紫外線を受けて夜に眠気を促し、成長ホルモンを思いっきり出して、タンパク質とカルシウムをしっかり摂る。

結局「運動」、「睡眠」、「栄養」なんですね。

 

 

 

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